安全なローン・危険なローン

まとめとして、では結局「安全な住宅ローン」というのはどうやって組むのかといえば、まず、
第1に、頭金を増やす事。これは、当然なことながら「借入金額を小さくする」という事です。これは、「安全な」というところの鉄則ですが、もうひとつ別の面から見れば、「頭金を増やす」事を考えている期間が長い程、自己資金は比例して増えるというのと共に、いわゆる「衝動買い」では「危険」なのだ。という事です。 
プラっと見に言ったモデルルームで、「ああ、ちょっと頑張れば購入できそうだ。」と購入を決めてしまう事のないようにという面と、もうひとつ、「購入」を意識して「頭金を貯める」という事に意識が行くと、自然と現在の生活水準というのがわかるようになってきます。  

「貯める」ために家計簿を付け始めたりすれば尚更でしょう。この時期が長い程、住宅に費やせる支出のラインが直感的にわかるようになるでしょう。
最後にまたもうひとつ、思いつきで購入しようとすると、財形などせっかくの有利な制度を利用することが出来ません。

第2にローンは出来るだけ固定金利で。という事です。
「安全第一」に考えれば、前述した、この支出可能ラインをまもり続けられれば安心という事です。
しかし損か得かの視点で考えるとまたちょっと違ってくるでしょう。
金利の上昇が抑えられているならば、変動金利の方が当初の利息分が抑えられるからです。

第3には、期間はなるべく長くして、繰り上げ返済で縮めていくという事です。
ここで期間を長くするというのは、毎月の返済額の割合を生活費のなかでギリギリに設定しないで、余裕をもった金額で設定すると言う事です。
何事もなければ10年、15年で返済を終わらせるように計画はするけれど、初めから10年、15年の期間の借入にしてしまうと、何かあった時に破綻してしまいますから。
ここで重要な事は「借りられる金額」を借りるという考えではいけないという事です。

第4に、何度もの繰り上げ返済を計画するのであれば、そのコストが小さくて済む住宅ローンを初めに選んでおく必要がるという事です。

最後に、住宅ローンは自分で納得して決める。とい事です。
何が「危険」といって、「よくわからない」といのが一番危険だと思います。
損か得かを考えるにしろ、安全第一を選ぶにしろ、どんなローンをどうやって返済していくのか、あるいは返済しているのかわからないままでは、いざという時に一般論に振り回されてしまいます。
一般論というのはいつでも自分に当てはまるとは限らないのです。
そして、それを親切に教えてくれる人が、自分の状況をつぶさに知っているわけではないのです。

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